コピー機や複合機は、オフィスや自宅でよく使われる機器ですが、故障や買い替えの際には、どのように処分すればいいのでしょうか?コピー機や複合機は、粗大ごみとして捨てることができるのでしょうか?また、無料で回収してくれる方法はあるのでしょうか? この記事では、コピー機や複合機の捨て方(処分・廃棄)や無料回収法を詳しく解説します。また、コピー機や複合機を処分する前に行うべき対策についてもご紹介します。コピー機や複合機の処分にお困りの方は、ぜひ参考にしてください。 目次1 コピー機(複合機)の捨て方(処分・廃棄)や無料回収法を詳しく解説!1.1 ①リース契約のコピー機(複合機)の注意点1.2 ②メーカーに回収を依頼する方法1.3 ③リサイクルショップでの売却手順1.4 ④産業廃棄物業者による処分方法2 コピー機(複合機)を処分する前に行うべき対策【データ漏洩防止】2.1 内部データの消去手順2.2 メモリーカードの抜き忘れを確認する方法2.3 ガラス板上の資料を取り忘れていないか確認すること2.4 適切な依頼先の調査方法3 まとめ コピー機(複合機)の捨て方(処分・廃棄)や無料回収法を詳しく解説! コピー機や複合機は、一般的には粗大ごみとして捨てることができません。これは、コピー機や複合機には、有害物質や貴重な資源が含まれているため、適切な処理が必要だからです。コピー機や複合機を粗大ごみとして捨てると、環境や人体に悪影響を及ぼす可能性があります。また、コピー機や複合機は、サイズや重量が大きく、粗大ごみの収集基準に合わない場合もあります。 では、コピー機や複合機を処分するには、どのような方法があるのでしょうか?一般的には、以下の4つの方法があります。 ①リース契約のコピー機(複合機)の注意点 コピー機や複合機をリース契約している場合は、契約期間が終了したら、メーカーや販売店に返却する必要があります。リース契約のコピー機や複合機は、所有権がメーカーや販売店にあるため、自分で処分することはできません。返却時には、メーカーや販売店の指示に従って、梱包や運搬を行ってください。返却時には、通常は回収費用がかかりませんが、契約内容によっては、延滞料や損害賠償などが発生する場合もあります。契約書をよく確認してください。 ②メーカーに回収を依頼する方法 コピー機や複合機を購入した場合は、メーカーに回収を依頼することができます。メーカーは、コピー機や複合機の回収に関する法律や規制に従って、適切な処理を行ってくれます。メーカーに回収を依頼する場合は、メーカーのホームページやカスタマーセンターに連絡して、手続きを行ってください。メーカーによっては、回収サービスを無料で提供している場合もありますが、一部有料の場合もあります。また、回収には、事前に予約が必要な場合もあります。メーカーの回収サービスの内容や費用については、以下の表を参考にしてください。 メーカー 回収サービス 費用 キヤノン キヤノンリサイクルサービス 無料 リコー リコーリサイクルサービス 無料 富士ゼロックス 富士ゼロックスリサイクルサービス 無料 コニカミノルタ コニカミノルタリサイクルサービス 無料 シャープ シャープリサイクルサービス 有料(5,000円~) ブラザー ブラザーリサイクルサービス 有料(5,000円~) エプソン エプソンリサイクルサービス 有料(5,000円~) ③リサイクルショップでの売却手順 コピー機や複合機を処分する方法の一つとして、リサイクルショップでの売却があります。リサイクルショップでは、コピー機や複合機の買取を行っている場合があります。コピー機や複合機を売却することで、処分費用を節約するだけでなく、収入を得ることもできます。リサイクルショップでの売却手順は、以下の通りです。 1. 売却したいコピー機や複合機のメーカー、型番、年式、状態などを確認する。 2. 近くのリサイクルショップやインターネットで、コピー機や複合機の買取を行っている店舗を探す。 3. 店舗に連絡して、買取の可否や査定額を確認する。 4. 買取に同意したら、店舗の指示に従って、コピー機や複合機を梱包や運搬する。 5. 店舗で最終的な査定を受けて、売却金額を受け取る。 リサイクルショップでの売却を行う場合は、以下の点に注意してください。 – コピー機や複合機の買取は、店舗によって異なります。買取を行っていない店舗もありますので、事前に確認してください。 – コピー機や複合機の査定額は、メーカー、型番、年式、状態などによって変わります。一般的には、新しいものや動作するものほど高く買取ってもらえますが、古いものや故障しているものは、買取不可や廃棄費用がかかる場合もあります。 – コピー機や複合機の梱包や運搬は、自分で行う場合と、店舗が行ってくれる場合があります。自分で行う場合は、コピー機や複合機のサイズや重量に注意して、適切な梱包材や車両を用意してください。店舗が行ってくれる場合は、運搬費用がかかる場合もあります。 – コピー機や複合機の売却時には、内部データの消去やメモリーカードの抜き忘れなどの対策を行ってください。詳しくは、後述します。 ④産業廃棄物業者による処分方法 コピー機や複合機を処分する方法の一つとして、産業廃棄物業者による処分があります。産業廃棄物業者は、コピー機や複合機を専門に処理してくれる業者です。産業廃棄物業者による処分は、以下のように行います。 1. 近くの産業廃棄物業者やインターネットで、コピー機や複合機の処分を行っている業者を探す。 2. 業者に連絡して、処分の可否や見積もり費用を確認する。 3. 処分に同意したら、業者の指示に従って、コピー機や複合機を梱包や運搬する。 4. 業者にコピー機や複合機を引き渡して、処分費用を支払う。 産業廃棄物業者による処分を行う場合は、以下の点に注意してください。 – 産業廃棄物業者は、コピー機や複合機の処分に関する法律や規制に従って、適切な処理を行ってくれますが、業者によっては、不適切な処理を行っている場合もあります。信頼できる業者を選ぶためには、以下の基準を参考にしてください。 – 業者のホームページや口コミなどで、業者の評判や実績を確認する。 – 業者に産業廃棄物処理業の許可証や処理方法の説明を求める。 – 業者に処分後の証明書や領収書を発行してもらう。 – 産業廃棄物業者による処分費用は、コピー機や複合機のサイズや重量、処理方法などによって変わります。一般的には、数千円から数万円の範囲ですが、業者によっては、高額な費用を請求する場合もあります。複数の業者に見積もりを取って、比較検討してください。 コピー機(複合機)を処分する前に行うべき対策【データ漏洩防止】 コピー機や複合機を処分する前には、データ漏洩防止の対策を行うことが重要です。コピー機や複合機には、内部にハードディスクやメモリーカードなどの記憶媒体が搭載されており、コピーしたりスキャンしたりした資料のデータが保存されています。これらのデータは、個人情報や機密情報など、重要な情報を含んでいる場合があります。コピー機や複合機を処分する際に、これらのデータが第三者に流出したり、悪用されたりすると、大きなトラブルになる可能性があります。データ漏洩防止の対策としては、以下のことを行ってください。 内部データの消去手順 コピー機や複合機の内部データを消去するには、以下の手順を行ってください。 1. コピー機や複合機の電源を入れる。 2. メニュー画面から、データ消去や初期化などの機能を探す。 3. データ消去や初期化の機能を実行する。 4. データ消去や初期化が完了したら、確認画面やメッセージを確認する。 コピー機や複合機のデータ消去や初期化の機能は、メーカーや型番によって異なります。詳しい手順は、取扱説明書やメーカーのホームページなどで確認してください。また、データ消去や初期化の機能は、完全にデータを消去できるとは限りません。データ復旧ソフトなどを使えば、消去したデータを復元できる可能性があります。より安全にデータを消去するには、ハードディスクやメモリーカードなどの記憶媒体を物理的に破壊することが必要です。しかし、これは自分で行うことは危険ですので、専門の業者に依頼することをおすすめします。 メモリーカードの抜き忘れを確認する方法 コピー機や複合機には、メモリーカードスロットが付いている場合があります。メモリーカードスロットには、SDカードやUSBメモリなどの外部記憶媒体を挿入することができます。これらの外部記憶媒体にも、コピーしたりスキャンしたりした資料のデータが保存されている場合があります。コピー機や複合機を処分する前には、メモリーカードスロットに外部記憶媒体が挿入されていないか、確認することが重要です。メモリーカードスロットの位置は、メーカーや型番によって異なりますが、一般的には、コピー機や複合機の前面や側面にあります。メモリーカードスロットに外部記憶媒体が挿入されている場合は、取り出してください。取り出した外部記憶媒体には、データを消去するか、自分で保管するか、安全に処分するかを決めてください。 ガラス板上の資料を取り忘れていないか確認すること コピー機や複合機には、ガラス板が付いている場合があります。ガラス板は、コピーしたりスキャンしたりする際に、資料を置く場所です。コピー機や複合機を処分する前には、ガラス板上に資料を取り忘れていないか、確認することが重要です。ガラス板上に資料を取り忘れると、資料の内容が第三者に見られたり、紛失したりする可能性があります。ガラス板上に資料が残っている場合は、取り出してください。取り出した資料には、自分で保管するか、安全に処分するかを決めてください。 適切な依頼先の調査方法 コピー機や複合機を処分する際には、適切な依頼先を調査することが重要です。適切な依頼先とは、コピー機や複合機の処分に関する法律や規制に従って、安全かつ責任を持って処理してくれる業者や団体です。適切な依頼先を調査する方法としては、以下のことを行ってください。 – インターネットや電話帳などで、コピー機や複合機の処分を行っている業者や団体を探す。 – 業者や団体のホームページや口コミなどで、評判や実績を確認する。 – 業者や団体に連絡して、処分方法や費用、データ消去や証明書の発行などのサービス内容を確認する。 – 複数の業者や団体に見積もりを取って、比較検討する。 まとめ コピー機や複合機は、粗大ごみとして捨てることができないため、処分する際には、以下の4つの方法があります。 – リース契約のコピー機や複合機は、メーカーや販売店に返却する。 – メーカーに回収を依頼する。無料で回収してくれる場合もある。 – リサイクルショップで売却する。収入を得ることができる場合もある。 – 産業廃棄物業者に処分を依頼する。費用は数千円から数万円の範囲。 コピー機や複合機を処分する前には、データ漏洩防止の対策を行うことが重要です。対策としては、以下のことを行ってください。 – 内部データの消去や初期化を行う。 – メモリーカードの抜き忘れを確認する。 – ガラス板上の資料を取り忘れていないか確認する。 – 適切な依頼先の調査を行う。 コピー機や複合機の処分にお困りの方は、ぜひこの記事を参考にしてください。